後手後手にまわる危うさ
空き家問題が浮き彫りになった感じがあります。愛媛県今治市の松山刑務所大井造船作業場から脱走した受刑者の平尾容疑者が空き家を利用していたようです。対策を後回しにすると積もりに積もっていたことが浮上する。よくあることですね。
事後対策が後手後手にまわることこそ上手く回らないのは仕方ないことでしょうか。日銀の黒田総裁は物価2%の目標を達成するための金融緩和が6年も続けながら効を奏しなかったため、その目標を削除したそうですが、まさにこのことではないですか。
空き家の問題は所有者不明の問題を棚上げにしていたからですが、それは多くは相続する時に不動産登記をしないからで、なぜしないかといえば煩雑なのとお金がかかるのと権利の登記は申請義務になっていないからです。
ではその対策として、それじゃあ、申請義務にしようではないかという方向に至っているようです。これもこの後手後手感に対策というように見えます。申請義務にして登記するようには私は思えません。
なぜなら、申請義務である表示に関する登記が全くの有名無実かしているからです。徴収機関もあってないようなものですから。
幸せの方向性は3種類ある。
男が人生で求めるものを大きく3種類に分けると、①知的教養・文化、②お金、③地位・名誉ではないかと思います。あなたはどれに当たるでしょうか?どれであっても良いと思いますが、幸せになる基点がそこにあると思うのでそこを履き違えなければ、自分にとっての幸せの方向性は進めるのではないでしょうか。
②のお金は何か事業をするとか、寄付がしたいとか、豪華に暮らしたいとか理由はさまざまだと思いますが、それらの理由がない人はたとえ多くあっても使い道が不明なためあまり意味がないと思っています。大量にあっても残したままでは最後に相続税でとられるだけです。私は生活できるだけあれば良いと思っていますから、そこにはあまり興味が持てていません。稼ぐ能力もありませんが。
③の地位・名誉ですが、よく間違えるのが会社での役職です。そこの会社では優位にたてますが、その会社を抜ければ消えてなくなります。また、その役職もその当事の役職についている間だけです。だから、会社辞めた人はただの人なんて揶揄されるのです。学歴も同じです。就職するまでです。逆に学歴良い人が事を起こしたらそれが後を引きます。最近でも学歴良い人のこと起こしは見られていると思うのですぐわかります。ただ、社会のために何かを成す人、役に立つ人などはおのずと名誉は得られます。ここに興味がある人はそこを目指すと良いでしょうね。
で、私は①に軍配をあげたいのですが、人間は知るということ、未知の領域に対して生まれた時から興味を示しています。そして、それを知ったことを自分の知見に照らして構築し、熟成させ、教養とし、他人と会話してはさらに発展させる。昔の人が航海して世界に旅立ったのもそうですし、宇宙に向かうのもそうです。知的好奇心というのが生まれながらに備わっています。興味沸きませんか?
依存症の問題か、それとも。
TOKIOの山口さんの未成年に対する性的な問題を見ていて思ったのはこれがお酒による依存症に起因したものなのか、それとも山口さん自身の性癖によるものなのか?ということです。前々から共演者を狙った言動があったことにより後者という指摘もあるようですが、そうなのであればアイドルという肩書きを利用した悪どい犯罪です。
しかし、前者の依存症が問題なのであれば事は個人の問題にとどまらず社会全体で考えていかないといけない問題になります。私が思うに日本人に限らず人は依存に対する耐性はことのほか弱いです。それなのに日本でもカジノ法案が閣議決定され、これから日本でも推し進められることになります。
これはギャンブル依存症に繋がるのではないか?と目されていますが、いやいやなるでしょう。ではなぜそれを推し進めるか、というとそれ以上に日本の経済活性化が急務だからです。たばこの喫煙規制も同じです。なぜ推し進めないかというと税収頼みだからです。
ただ、東京は小池さんが条例でかなり厳しくしようとしているようですが、これはオリンピックによる経済活性化という目的があるからです。また、大阪でも同じように厳しい規制をかけるつもりですが、これは万博誘致があるからです。見事に経済優先で、健康のことなど二の次です。しかも、「日本」または「地方自治体」の経済活性化です。喫煙規制で、小さい飲食店がつぶれようがどうなろうが知ったことではありません。
私たちは振り回されるだけ振り回されることになりますね。